2025年06月06日

サウナとお風呂でかく汗の違いとは?体の反応のしくみを徹底解説!

■サウナとお風呂では汗のかき方がまったく違う
一見同じように見えるサウナとお風呂での発汗ですが、実は体の仕組みや汗の性質に大きな違いがあります。それぞれの環境において、汗をかく理由や体への影響が異なるため、正しい理解が健康効果を高めるカギとなります。

■温度と湿度の違いが汗の出方を変える
サウナは高温低湿で短時間に大量の汗をかきますが、お風呂は温水によって体がじんわりと温まり、ゆっくりと汗が出始めます。これにより、サウナでは主に体温調整のための汗が出るのに対し、お風呂ではリラックス効果を促す副交感神経が優位になります。

■サウナの汗は「体温調整」が目的
サウナに入ると急激に体温が上昇し、それを下げるためにエクリン腺から水分主体の汗が大量に分泌されます。この汗はさらっとしていて無臭で、主に水分と塩分から成り立っています。

■サウナの発汗で代謝が活性化
急激な発汗により、血流が良くなり、老廃物の排出が促されます。そのため、サウナは「デトックス効果が高い」といわれます。汗腺が鍛えられ、普段汗をかきにくい人にも効果的です。

■お風呂の汗は「リラックス」による自然な発汗
お風呂では水圧と温熱によって副交感神経が優位になり、じんわりと穏やかな汗が出てきます。サウナのような大量発汗はありませんが、全身の緊張を和らげ、心身ともに癒されるのが特徴です。

■お風呂は自律神経を整える
ゆっくりと湯船に浸かることで自律神経が整い、睡眠の質が向上します。汗の成分もサウナと違い、ミネラルが少なく、肌に優しいのが特長です。

■どちらも大切、目的に応じて使い分けを
サウナもお風呂も、汗をかくことで健康に寄与しますが、その目的と作用は異なります。リフレッシュや疲労回復ならサウナ、リラックスや睡眠改善ならお風呂が向いています。

■自分に合った汗のかき方を選ぼう
「ただ汗をかく」のではなく、どんな目的で入るのかを意識すると、より効果的に日々の健康習慣として活かすことができます。サウナとお風呂、それぞれの特徴を知って、上手に使い分けていきましょう。
ページの先頭へ